若者は正しかった!!残業は時代遅れ!?

けんきよ

広島県出身の30代男性。都内在住。就職活動中にリーマンショックを経験、大手企業の内定取り消しを目の当たりにする。個人投資家としても活動中で、市場の波に奔走(され)中。得意分野は金融とIT業界のコンサルティング。現在はフィンテックに注目中。

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残業をしない新入社員が問題になっています。
年配の先輩やマネージャーは残業も飲み会にも参加せず
さっさと帰ってしまう新入社員や若手社員を見て、
「あいつはやる気がない」という意見を持つことでしょう。もっともな話です。


しかし、若者側にも、残業や飲み会に参加したくない理由があるのです。
今回はいつも悪者にされる若者側の視点から
「残業をしない若者」について書いてみたいと思います。


会社を信用できない若手社員

30歳以下の若手社員が残業をしない、飲み会に参加しないのは
会社への忠誠心が低いことが原因です。なぜ若手社員は
忠誠心を持たないのでしょう?


それは、彼らの生き抜いてきた時代に原因があります。
彼らはバブル崩壊後に生まれ、一度も好景気を知りません。
テレビで流れるのはリストラや倒産のニュースばかり。
このような時代を生き抜いてきた彼らは
「会社は社員を守ってくれない」、「頑張ってもリストラされる」
というイメージを会社に持っています。


このイメージのため、彼らは会社に不信感を持つようになりました。
そのため、見返りの無いサービス残業や、
飲み会に参加しないのが「残業しない若者」の実態なのです。


この問題が取り上げられる際には、とにかく若者が悪者にされがちですが、
長年若者に不信感を与え続けてきた会社側にも責任があるのです。

飲み会に行かず勉強している若者たち

では、残業も飲み会にも参加せず、若者たちは何をしているのでしょうか。
早く帰る若者は2つのタイプに分けられます。

  • キャリアアップを目指して勉強する勤勉タイプ
  • 出世を諦めてゲームなどに興じる享楽タイプ

彼らを見分けるコツは「お客様に対する責任感の有無」です。
勤勉タイプは会社への忠誠心は薄いですが、お客様に対する責任感は強いのです。


上司にいつも噛み付いているが、お客様からの評判はいい若手社員が
典型的な勤勉タイプの社員です。このタイプの社員は頭も良いので、
無駄な残業や飲み会には参加せず、ひたすらスキルアップに励みます。
そして他社からのヘッドハンティングで転職していきます。


一方享楽タイプは仕事に対する消極的な姿勢が特徴です。
仕事での出世を諦め、趣味やゲームに楽しみを見いだしているのがこのタイプです。


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先輩や上司はどうすればいいのか

会社に不信感を持っている若手社員に忠誠心を持たせるには
普通に接していてはダメです。先輩や上司が若手の時代は好景気、
社員が頑張ればそれだけ会社は報いてくれました。
その時代の考え方で若手社員に接しても、そんな時代を知らない彼らには通用しません。


彼らに忠誠心を持たせるには安心感を持たせる必要があります。
「何があっても会社は守ってくれる」という安心感を彼らに持たせると良いでしょう。
今の若者は仲間意識が強いですから、一度忠誠心を持ったら
強力な戦力になってくれるでしょう。

若者はどうすればいいのか

若者は自分のキャリアを早く決めることをオススメします。
キャリアの選び方で振る舞い方が180度違います。

  • 今の会社で出世する
  • 転職、起業する

今の会社で出世したい場合、重要なのは上司に可愛がられることです。
特に大企業の場合にこの傾向は顕著です。
大企業で最も求められることは利益をあげることではなく、
現状を維持することなのです。


出世したければ上司を立てましょう。
飲み会、ゴルフ、女遊び、上司の秘書になるくらいのつもりで尽くしましょう。


転職、起業によるキャリアアップを望む場合、
最も重要なのはさっさと転職・起業することです。
その年齢が早ければ早いほど効果的です。
あわせて日々のスキルアップ、人脈形成にも励みましょう。
人付き合いが大事なのは企業で出世する場合も転職・起業する
場合も変わりません。相手が誰か、だけです。


スキルアップや人脈形成にオススメなのは、業界の第一線級の人たちが
集まる真面目な勉強会です。一見敷居が高いように思われますが、
そのような会に参加する人ほど高い志を持って活動している人が多いので、
人脈としても仲間としても有意義なものになるでしょう。


真面目な勉強会と言われても、どのような物なのかイメージしにくいと思いますので、
以下に特徴を挙げさせていただきます。

  • 目的が明確になっている(スキル向上、特定のお題に対する理解を深める、など)
  • 参加対象が明確になっている(エンジニア、投資家、金融関係者、など)
  • 参加費用をとっている(参加費1000円、など)

目的と参加対象を絞って、専門的なイベントを行っている会が該当します。
また、参加費(1000円〜2000円)をとっていることも特徴の一つです。
参加費をとる以上、一定以上の品質の講義をする必要があるため、
無料セミナー等と比べて学びが多いのが特徴です。


そこで出会った人と友達や仲間となって、交流を深めることで、
その人の持つ考え方や人脈を活用できるチャンスを得ることができるようになります。


このブログは投資家向けのブログなので、以下に代表的な投資家向けセミナーを紹介します。
セミナーの良い所は”仲間”ができることです。色々な世代の人と仲間になって味のある人間になりましょう。

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投資について無料で学べる所ってないの?

投資について無料で学べる所って無いの? 日本証券業協会が定期的に無料セミナー…

残業は時代遅れ?

僕は「残業しない若者」は時代の流れを反映していると思います。
バブルの頃は「作れば作る程モノが売れた」のでしょうが、
今は時代が違います。「売れるモノを作らないといけない」のです。
そのためにはひたすら残業するような労働集約的なビジネスから、
知恵を絞って新しい価値を生み出す知識集約的なビジネスに変化
していく必要があると思います。


「残業しない若者」を異常と考える会社はこの変化に乗り遅れているのでは
ないでしょうか。その価値観が時代遅れと言われない今のうちに、
どちらが時代を生き残れる考え方なのか考え直してみるのもいいのではないでしょうか。

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