はじめに
最近NISAなどで注目を浴びている株式投資ですが、NISA口座を開いてみたものの、活用方法が分からず、資産を寝かしている人も多いのではないでしょうか。今回から連続で投資初心者が必ず直面する投資用語や、銘柄の選び方等について説明します。基礎を飛ばしていきなり取引を始めてしまった人も、振返りの意味で勉強して頂けたらと思います。
株の基礎知識
そもそも株とは?
株とはいったい何なのでしょうか。例を挙げて説明します。ここに、脱サラしてカフェを創業しようと考えているAさんが居るとします。Aさんは真面目な人で現役時代からコツコツと貯金をしていましたが、カフェを開く為にはまだ資金が足りません。あなたがAさんだったらどうしますか?
まず頭に浮かぶのは「借金をする」という選択肢だと思います。しかし、この借金という選択肢には不安要素もあります。カフェが失敗したら借金だけが残ってしまうという点です。
そこで昔の人は考えました。「事業が成功したら借金は返せる!!成功報酬でお金を借りられないか?」そうやって考えだされたのが”株式”です。「お金を貸してください、代わりに事業が成功したら会社の所有権と配当を差し上げます。」という契約が株式なのです。
この株式の仕組みの凄いところは事業家(お金を借りて事業をする人)と投資家(お金を出す人)とがwin-winの関係になるところです。このリスクとリターンのバランスが優れていた為に、株式の仕組みは全世界に広まったのです。
- 事業家:
(借金と違って、借りたお金と利子を返さなくていいので、)事業を失敗した時のリスクは低くなる。 - 投資家:
(倒産のリスクはあるが、)株式をずっと持ち続けていれば配当を貰い続けることができる。しかも株式の価値も維持される。
おわりに
今回は株の本当の意味について説明しました。株って返さなくていいんだ。。。ムフフと思った事業家の方!!いきなり株式を発行するのは危険です!!借金と株とは事業家が出資者に約束していることが違うのです。
借金の場合、事業家は「お金を返すこと」を出資者に約束します。つまり事業が失敗してもお金さえ返ってくれば出資者は満足なのです。一方株式の場合、事業家は「事業を継続的に成功させること」を出資者に約束します。これはある意味借金を返すよりも覚悟が必要なことと言えます。何しろ「継続的に」「事業を成功させる」のですから。。。事業家はそれくらいの覚悟を持って株式を発行しなければ行けませんし、株主は「この事業家はそれだけの覚悟を持っているのか」見極める必要があるのです。
次回予告
次回は株式投資を始める為の具体的なハウツーを紹介します。
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こんにちは、けんきよです。僕の投資仲間の方からよく以下のような質問を頂くので、備忘録として …
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